去年から日々の空間を“今一度”見つめ直すことを始めてるんですが、
実にむずかしい。
本業の広告デザインとは少し違った筋肉を使うんだろうか…
空間的なバランスはほんの些細なパーツの違いで随分受ける印象が変わります。
いらないモノを見極める判断力
昨年から断捨離を進めている訳ですが、
“いるもの”“いらないもの”の線引きには結構MPを使います(^^;
「念」とでも言うのでしょうか、長年使ってきた“想い”や“使い勝手”などいろんなものが込められてしまってるんでしょうね。
「掃除してるうちに疲れちゃってまた明日やろう…」ってなる人たくさんいらっしゃいますよね。
私もその一人だと思います。
でも、何度も失敗を繰り返しているうちにコツみたいなの見えてくるんですよね♪
持つことを考え直す
私の場合は、「抱えきれないほどの感情になりそうなら持つことを考え直す」ということ。
一番そう感じたのは、20年乗った車を手放す時でした。
“物持ちがいい”といえばそうかもしれないんですけど、どれだけ大事に乗ってきた車といえど20年乗ればいろんな所が故障するし、安全面でも問題がでます。
それでも愛着が強すぎるもんだからフラットな見方ができずにいろんな意味を付けて持つことへの理由付けをしていました。
実際、愛着のある車と離れるとロスがすごかったんですが、「ここまでのロスを感じなくても済むうちに乗り換えるべきだった」が正直な気持ちでした。
いろんな理由があったのも確かですが、必要以上に気持ちが入ってしまう状況はフットワークにも影響するし、重荷になりかねないと気付きました。
あらためて思いますが、モノを持つってメモリを使うんですね(^^;
そんなこんなの流れで、身の回りに置くモノを見つめなおす日々が続いてます。
「一日一捨」や「持たない暮らし」などのキーワードがすごく目に留まりますし、実際に一つ家に入れたら一つ捨てる、を実践しています。
それでも少し気を抜くと一瞬でモノが増えますね。
もっともっと丁寧な暮らしを心掛けないと。
使うメモリをしっかり最適化しないと。
思考をシンプルな構成にしておけば、より適切な判断ができて余分な思考労力を使わなくて済む。
モノが多すぎて、選択肢が多すぎて、自分のメモリが追いついてない状態になっちゃってるんですよね。
自分メモリの最適化
パソコンでもそうですけど、あまりに作業を重ねすぎた場合はしっかり最適化してあげないと動作が遅くなっちゃいますよね、
それと一緒で自分のメモリもしっかり“最適化”してあげるように気をつけましょう♪
タイトルに「余白のある暮らし」って書いたのに「余白」の話、ほとんどしてませんね(笑)
「余白」と「最適化」は少し話が違いますが、「余白」を持つ心の在り方を実践するには自己が最適化されてないとできないと思うので
そういった点からみると、つながってたりしますね♪
デザインの制作物でもそうですが、余白の足りないデザインはどこかゴチャゴチャしていて散らかった子ども部屋みたいに見えます。
遊びたい、自分の欲求を満たしたい、ああしたい、こうしたいなど欲望のおもむくままにある空間は落ち着きもできません。
綺麗に整頓された空間は逆に落ち着きます。
「余白」のある空間は次の思考を巡らせる場所を与えてくれてると思います。
普段の生活でも、デザインの現場でも、
それだけ「余白」は大切なものだと日々感じながら今日も理想の空間作りに余念がありません。
しかし、モノの存在と戦っているうちはまだまだかもしれませんね(^^;
日々、整理整頓しよう♪